中園ミホ脚本のNHK大河ドラマ西郷どん(西郷隆盛)に学ぶ執筆心得

2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』がスタートしましたね。

原作は林真理子さん

そして脚本は中園ミホさんが務めていらっしゃいます。

中園ミホさんといえば、『ハケンの品格』や『花子とアン』、最近では『ドクターX~外科医・大門未知子~』の大ヒットでも知られる、いま最も脂の乗った脚本家の一人といえるでしょう。

大河ドラマは初挑戦とのことで、さぞかし意気込みを持ってこの大仕事に取り組んでおられることと思います。

ご本人のお話によれば、西郷どんの時代に活躍した人たちは皆、理不尽な理由で表舞台から遠ざかり、辛酸をなめた時期があったとのこと。

西郷どんも初回放送で、武家の子でありながら、いきなり剣を握れない体になってしまいましたね。

その後も、心酔する島津斉彬が亡くなってから、二度も島流しに遭うなど、大変な逆境を経験しています。

中園さんは、

「西郷の姿を通して、逆境こそが人を強くするというメッセージを送りたい」

とおっしゃっていますが、逆境が人を強くするというのは、私自身のこれまでの執筆活動に照らしてもとても共感を覚えます。

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私が執筆の仕事に携わるようになったのは、前職のPR会社時代でした。

そこは20人規模の小さな会社でしたが、社長が大変なやり手で、大きな仕事を次々と取ってきて急成長を遂げていました。

駆け出しの私は、そこで企業の会社案内や広報誌の制作などを通じて、執筆の仕事に携わるようになったのです。

ところが、入社2年で社長が急逝してしまい、それでも会社の存続を希望する、私たち少数の若いスタッフで会社を切り盛りしていくことになりました。

それまで、社長におんぶにだっこだった私たちには何のスキルもノウハウもありません。誰も教えてくれる人のいないなか、必死で仕事をやり繰りしていきました。

その状態でなんとか4年くらい頑張りましたが、大黒柱のいなくなった会社の経営は結局じり貧となり、解散。現在所属している出版社に転職した次第です。

あの4年間は、私のちっぽけな人生のなかでも、一番の逆境だったと言えるでしょう。

そして、私の現在の執筆力の礎が築かれたのも、あの厳しい4年間だったと思います。

当時は辛いことばかりでしたが、いま振り返れば無性に懐かしく、ある意味では、自分の潜在力が最も引き出されて、自分が最も輝いていた時代だったと言るかもしれません。

まぁ、そんな自分の拙い体験に照らしてみても、逆境が人を強くするという言葉には、大いに共感を覚える次第です。

中園ミホさんが不世出の大人物・西郷隆盛をどのように描いていかれるのか。ドラマのゆくえを見守りたいと思います。

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