2018年のNHK大河ドラマがスタートしましたね。
今年は林真理子さん原作の『西郷どん』。
(「さいごうどん」ではなく、「せごどん」と読むそうですね)
維新の三傑にも名前の挙がる西郷隆盛が主人公の物語となります。
西郷隆盛といえば、かつて通勤電車の中で夢中で読んだ司馬遼太郎さんの『翔ぶが如く』がとても印象に残っています。
司馬さんとはまったくタイプの異なる林さんが、西郷隆盛という大人物をどのように料理されたのか。ドラマの展開を見守りたいと思います。
西郷隆盛は、日本の歴史に大きな足跡を残した人ですが、その言葉もとても印象的です。
「敬天愛人」
天を畏れ敬い、人を慈しみ愛する。座右の銘にする人も多い名言です。
「児孫のために美田を買わず」
子孫のためにあえて財産を残さないようにすること。子孫がそれに依存し、安逸な生き方をして身を滅ぼさないための戒めでしょう。
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也」
江戸城無血開城で重要な役割を果たした山岡鉄舟を評する言葉のようです。こんな姿勢で物事に立ち向かっていく人は無敵ですね。
それから、執筆に携わる人にはこんな言葉なんかどうでしょう。
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執筆に携わる人には、西郷さんのこんな言葉なんか励みになるのではないでしょうか。
「自分の修養には、つねに己れに克つことを心がけねばならない」
ネットを検索していてたまたま出てきた言葉なので、出典や原文はよく分かりませんが、この「己れに克つ」ということ。これ、ものを書く上でもとても大切な心がけだと思います。
執筆は基本的にとても楽しい営みではありますが、プロ作家としてクオリティの高い作品を期待され続けている方、あるいは私のように常に雑誌の締め切りと戦っている人間にとっては、決して楽しいだけではすまない厳しさもあります。
険しい山にいくつも直面するような難易度の高い原稿を抱えることもありますが、弱い自分に流されていてはとても乗り越えることはできません。
どんな原稿もとことん楽しんで取り組むことも大事。
同時に、やっかいな原稿も見事に書き上げる克己心にもさらに磨きをかけていきたいと思います。
ちなみに、克己心を養う上で参考になるこんな記事もありますので、よろしかったらご参照ください。
●執筆の要、意志の強化にも効果がある慈悲の瞑想
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