書くために、まとまった休暇がなければならないと思ってませんか?
書くために、立派な書斎、豊かな環境に恵まれた別荘が必要だと思ってませんか?
でも本当は、そんなものなくても書けるんです。
いま、ここで書けばいいんです。
先日このブログでご紹介したジュリア・キャメロン先生は、著書『あなたも作家になろう』でそう説いています。
「時間的余裕がないというのは、書けない理由としてありがちだ。しかし、私は『今、書きなさい』とい言いたい。書くことを大げさに考えていると書きづらくなるが、日常的に書いていると書けるようになるのだ」
そして、毎日の通勤電車の中で、小説『推定無罪』を書き上げた法律家スコット・トュローや、幼い子供の世話とデザイナーの仕事をしながら、映画の脚本を9本書いた人の例を紹介しています。
これには、目からウロコが落ちる思いがしました。
確かにそうなんです。その気になれば、どこでも書ける。
私は、ポケットに入るくらいの小さなサイズのノートをいつも携帯して、隙をみては小説を書き進めています。最近は、iPhoneに入力して、後で自宅のパソコンに保存してある原稿データとドッキングさせることもあります。
最初は、そんなの邪道だと思いましたが、やってみると、結構書けるものなんですね。例えば電車の中で執筆を始めた時、次の駅までに一段落させなければと思うと、かなり集中して書き進められたりする。
そもそも、自宅の机でゆっくりパソコンに向かう時間をあまり確保できないという事情もあるんですが(汗)。
何より、
俺はいつか書くんだ!
と思うばかりで一文字も書かないよりは、よっぽどいい。
時間はかすめ取るもの。
キャメロン先生の言葉に背中を押されて、書き進めています。
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