今日は病院へ親しい人のお見舞いに行ってきました。
私自身は健常なんですが、半日病院にいただけで、取り立てて何をしたというわけでもないのにグッタリ(笑)。
場所というのは、自分の心身に結構大きな影響を与えるものなんですね。
だったら執筆活動も、少しでも自分にプラスの影響を与えてくれる場所で行いたいもの。
このリチブロでここ数日ご紹介している宮沢賢治も、場所の力を活用して創作活動を行っていたようです。
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齋藤孝さんの『天才の読み方』(大和書房)によれば、岩手県に生まれた宮沢賢治は、自然の厳しさや美しさなどに満ちた東北という風土を、フルに活用して作品をつくったそうです。
さらに賢治は、何度か東京にも赴いたこともあり、作品には東京という土地の持っているパワーも生かされているようです。
多くの人が集まる東京は、刺激に満ちた文化レベルの高い場所であり、賢治にとっては故郷の東北とは異なる非日常の場でもあります。
場所のエネルギーを活用することは、非常に有効な技です。(中略)自分をインスパイアするために、場を変えてみるという工夫は、誰でもが試みていい技です。(『天才の読み方』/大和書房)
時には旅に出て異質な空間に触れてみると、執筆意欲が大いに刺激されるでしょうね。
もちろんそこまでしなくても、自分の生活圏の中でもそういう工夫は十分可能だと思います。
過去記事でも記しましたが、私は自宅ではついつい気が緩んで、テレビのスイッチを入れたり、ネット検索をしたりして、時間を浪費してしまいがちなので(笑)、ノートパソコンを抱えて外で執筆することもよくあります。
ある時はカフェで、ある時は図書館で、ある時は公園のベンチで。
自宅の机でうんうん唸っているよりは、よっぽどスイスイ書けたりします。
その時の自分の気分や、仕事の性質に合わせて、執筆に活用できるお気に入りのライティング・スペースを、自分の身近なところでいくつか把握しておくといいですね。
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