名作を量産した宮沢賢治の執筆力の秘密

先日の記事で、宮沢賢治のことをご紹介しました。

『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』といった、独特の世界観を表現した名作で知られる宮沢賢治ですが、その創作エネルギーは凄まじいもので、多忙を極める生活の中、一時期は月に約3000枚もの原稿を平均して書いていたともいわれています。

このエピソードをご紹介くださっている齋藤孝さんは、ご著書『天才の読み方』(大和書房)で、宮沢賢治が膨大に書くことができた要因をこう分析されています。

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宮沢賢治が膨大に書くことができたのは、

「波が来た時には、一気にそこに全力を尽くす」

これが1つの要因だと齋藤さんは分析されています。

波が来る。

そんな乗りに乗って仕事ができる時というのは、どんな人にも訪れるものだと思います。

私自身もものを書いている時に、

「来た来た来たーーーっ!」

という時がよくあります。

執筆に必要なインスピレーションがどんどん湧いてきたり、筆が乗ってどんどん書き進められたりするんです。

そんな時に、

もう仕事を切り上げる時間だから

と、せっかくの勢いを遮断してしまうと、次に執筆にかかる時にはまたテンション・ゼロの状態から気持ちを高めていかなければなりません。

これってメチャクチャ大変なんですね。

ノッてきた時には、一気呵成に書き上げる。

そうして書いた原稿は、ダラダラ書いた原稿より断然クオリティがいい。

何か強い気を発していて、読む人を強く惹き付ける力を持っているようにも感じます。

賢治は、コツコツと平均的に執筆したのではなく、波が来た時、そこにすべてを注ぎ込んで数々の名作を書き上げたようです。

波を逃さないこと、機を逃さないこと。

このことを心懸けて執筆活動に取り組んでいきたいと思います。

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