『相棒』という刑事ドラマをご存じの方も多いと思います。
水谷豊さん扮する特命係の変人キャリア・杉下右京と、その相棒たちの活躍を描くドラマシリーズです。
2000年に放送が始まり、18年経ったいまも続く人気シリーズ。
通算の放送回数は本日で300回にも上るそうです。
少し前の『半沢直樹』のようにとんでもない視聴率をたたき出すドラマもすごいですが、この『相棒』のように長く視聴者を魅了し続けるドラマもすごいですよね。
先日、たまたま手に取った新聞に、『相棒』の脚本を書かれている輿水泰弘さんのインタビューが載っていました。
輿水さんは、『相棒』のストーリーをどのようにして生み出しているのでしょうか。
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輿水さんによれば、ストーリーは思いつくというよりも、
絞り出すように思いつかせる
のだそうです。
つくり手のご苦労が滲み出るような言葉ですね。
視聴者を満足させるだけのストーリーというのは、やっぱりそう簡単に浮かぶものではないのでしょう。
ストーリーを生み出す特別な魔法はない。地道な創意工夫の積み重ね以外に方法はないということだと思います。
なんでも輿水さんは、1時間のドラマを書き始めるまでに、1か月以上模索する時もあるとか。
行き詰まると、仕事場の周辺を歩くことで、打開の知恵が浮かんだりもするようです。
これ、私も時々やっています。
原稿に行き詰まった時は、そのまま机の上でうんうん唸っているよりも、いったん部屋から出て、頭を空っぽにして近くをブラブラ歩く。
その最中に、ふっと糸口が見出せたりするんです。
特にアイデアは浮かばなくても、再び机に向かうと、キーボードを打つ手がまた少しずつ動き始めたりするんですね。
科学史に残る偉大な発見も、実験の場を離れた時にふと閃いたという話をよく聞きます。
執筆においても、よいアイデアを生むためには、上手に気分転換を挟みながら進めていくことも大事だと思います。
もちろん、気分転換の方がメインになっては困りますけどね(笑)。
やっぱり一所懸命書いていてこそ、気分転換も生きるわけで。
ちなみに、気分転換を通じてアイデアの泉を満たす方法を過去記事でご紹介しているので、よかったら参照してください。
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