執筆と読書 物書きにはどれくらい読書が必要か

ものを書くには、自分の中にそのリソース(資源、ネタ)となるものを豊富に蓄えておく必要があると思います。そして有効なリソースの1つが本だと思うんです。

村上春樹さんも

「小説家になろうという人にとって重要なのは、とりあえず本をたくさん読むことでしょう。(中略)これはやはり小説を書くための何より大事な、欠かせない訓練になると思います」(『職業としての小説家』)

と書かれていますし、他にも多くの一流作家が読書の重要性を説いています。

ただ、なかには、『すべてがFになる』などのユニークな作品で知られる森博嗣さんのように、小説がそれほど好きではなく、子供の頃から小説を読む習慣はなかったという方もいます。

まあ「小説」と書かれているので、小説以外の本はたくさん読まれたのかもしれませんが。

ちなみに森さんの『小説家という職業』によると、小説のネタを考えることもなく、ぶっつけ本番で書くとのこと。いざ小説を書き始めると、次から次へと発想が生まれるのだそうです。いやぁ、羨ましい限りです。

(いま気づいたけど、村上さんの本とタイトルの語順が逆ですね。お二人のスタイルの違いを暗示するかのようですwww)

たぶん森さんは、小説以外のことを通じて、ご自分の中に、たくさんのリソースを蓄積してこられたのでしょう。大学教授をなさっているようですし、知的刺激に満ちた環境で過ごしてこられたのではないでしょうか。

自分の中に豊かなリソースを蓄える方法は、いろいろあるでしょうが、お金も時間もない人にとっては、読書が最も手っ取り早く、有効な手段の一つといえそうです。

アメリカの作家、ディーン・R・クーンツさんは、『ベストセラー小説の書き方』という本で、

「どんな作家でも、つねに数多くの他人の小説やノンフィクションに接して、自分の潜在意識を豊かにしていなくては、次々に黄金のアイデアを生みですことはできない」

「読んで、読んで、読みまくれ」

と、作家を目指す人にハッパをかけています。

しっかり読んで、中身を充実させなければ。

スポンサーリンク