コーヒー1杯で執筆のスランプから抜け出す法

昨日は台風の接近で雨風の激しい日でしたが、先日も記したアルボムッレ・スマナサーラ長老の初期仏教月例講演会に参加してきました。

今月のテーマは「悪と向き合う」。

命を破壊にまで至らしめる悪や不善行為、そして人間が追求すべき善行為について分かりやすく説いていただきました。

スマナサーラ長老のご著書に、お釈迦様の説く修行法をもとに、執筆のスランプからすぐに立ち直る方法が記してありました。

その前提となるお話をかいつまんで記しますと、人間というのは放っておくと四六時中あれやこれやと余計なことを考えているとのこと。怒りや欲、嫉妬、嫉み、後悔など、ネガティブな感情で頭の中をいっぱいにして運命を悪くしているそうです。

そういう余計な思考を止めるために、いま自分のやることに集中するのです。

拭き掃除をする時には「拭きます、拭きます、拭きます」。掃除機をかける時には「掃除機をかけます、掃除機をかけます」。歩く時には「右足、左足、右足、左足」と頭の中で言いがら、いまやっていることにただ集中する。

これは、お釈迦様の推奨するヴィパッサナーという瞑想法で、極めれば解脱にまで達するすごい修行法なのだそうですが、これを継続していると抜群の集中力がいとも簡単にできてしまうのだそうです。

このヴィパッサナーで、どのようにして執筆のスランプから抜け出すか。

文章を書いていて行き詰まったら、焦らずに次のようにするのだそうです。

「あ、書けなくなった」
とまず自分の状態を客観的に見ます。そして、
「止まります、やめます」
と頭の中で言ってやめる。
「歩きます」
と頭の中で言って、歩いてみてください。心がホッとするのです。
「ではコーヒーを入れます」
と言って(1つひとつの動作を観察しながら)コーヒーを入れてみる。
それでもう一度座って、
「ではコーヒーを飲みます」
ときちんと声をかけながら、ゆっくり飲みます。飲む時はコーヒーを飲むことだけに集中する。
そして完璧に自分のやっていた仕事を忘れてから、もう一度その仕事に戻ってみてください。スランプ状態から立ち直っていると思います。

スランプに陥った時、旅行に行くなどして時間やお金をかけなくても、この方法ならコーヒーを一杯いれるだけで立ち直れるのだそうです。

この瞑想法を日常のいろんな場面で応用することで、人生も明るくなるとのこと。

詳しくはスマナサーラ長老のご著書『意のままに生きられる』(図書刊行会)を参照してください。

スポンサーリンク