人間をしっかり描いた作品を執筆する

昨日ご紹介した『ミステリーの書き方』(幻冬舎文庫)という本には、第一線で活躍なさっているプロからの貴重なアドバイスが満載の、とても贅沢な本です。

一番強烈だったのが、東野圭吾さん

「作家志望の方にアドバイスがありましたらお願いします」

という質問に対してひと言

「やめたほうがいい」

一番の売れっ子のこの言葉には愕然(苦笑)

書き続けること、売れ続けることの大変さを骨の髄まで味わい尽くした方のホンネでしょう。

それでもやりたい! という本気の人だけが作家として活躍できるのでしょうね。

他に印象の残ったアドバイスとしては、

まずは人間に興味を持つこと。持てないなら、持てない自分があがくさまを照れずに描き出すこと。(中略)小説を書くコツはこの大原則に尽きると思います。あとは、一本の作品を描ききるのに必要な体力と、病的な執念をどこまで維持できるか、でしょう。(福井晴敏)

それから、こんなアドバイスも。

ミステリーを書く、と思うよりは、人間をきちんと描く優れた小説を書きたい、と思って、私は毎日仕事をしています。それが優れたミステリーを書く道でもあるでしょう。(香納諒一)

お二人のアドバイスに共通しているのは、

人間を書く

ということ。

確かに、心を揺さぶられる素晴らしい作品は、いずれも人間がしっかり描けています。

よいものを書くには、人間に対する深い理解も必要です。
私も、人間をしっかり描ける物書きになれるよう、さらに精進を重ねていきたいと思います。

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