「気分が乗ったら書く」では物書きは成功できない

最近、このリチブロで何度もご紹介している『ミステリーの書き方』(幻冬舎文庫)

これ、アメリカ版もあるんですね。

『ミステリーの書き方』(アメリカ探偵作家クラブ/講談社文庫)

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発行時期はずいぶん前なので、こっちの方が元祖のようです。

日本版と同様、たくさんのプロ作家たちの経験にもとづく実践的なアドバイスが満載で、エンタメ系の作家を目指す人には垂涎もの。

今日ご紹介するのは、同書に掲載されていたジョン・D・マクドナルドさんの言葉。

いつ何時間書くにせよ、自分のからだの機能とエネルギーのサイクルに合わせて、規則的に書かなければいけない。気分が乗った時などという作家は、物書きとして成功できないばかりか、人間としても成功できないように思う。(成功といっても金の面だけをいっているのではない)

作家というと、かつては放蕩無頼なイメージがありましたが、現代の作家はビジネスマンのように毎日規則正しく、キッチリ仕事をする方が多いように思います。

たとえば村上春樹さん佐伯泰英さんなどがそうです。

小説など、一つのものを創り上げるには大きなエネルギーが要ります。
そのエネルギーは、対象に向かい続けることで徐々に大きくなっていく。

スポーツのトレーニングでも、一度休むと、元の状態にリカバーするのに何日も要してしまうといいます。

規則正しく執筆活動を続けている作家の皆さんは、毎日同じ時間に着手し、一定時間机に向かい続けることによって、最も効率よくエネルギーを育めることを、肌で感じていらっしゃるのではないでしょうか。

だからこそ、たとえ気分が乗らない日でも、机に向かい続けることを自分に課す。

気分次第で書いたり、書かなかったり。
これではなかなか、一つのものを大きく育てていくのは難しいのでしょうね。

マクドナルドさんのおっしゃるとおり、これは執筆に限らず、人生全般に言えることだと思います。

かくいう私は、仕事が立て込んでくるとどうしても小説執筆にしわ寄せが及んでしまいがち。

もうじき年も改まることですし、ここいらで自分の生活をもう一度見つめ直して、着実に執筆活動を継続していきたいと思います。

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