私が吉川英治先生の『宮本武蔵』をおすすめする理由

昨日のリチブロでは、ドラマ『それからの武蔵』を観た話に触れました。

『それからの武蔵』に学ぶ小説アイデアの生み出し方

宮本武蔵という剣豪は、昔から講談などで盛んに取り上げられてつとに有名でしたが、一人の人間としての宮本武蔵に初めて光を当てたのは、やはりあの吉川英治先生の不朽の名作『宮本武蔵』ではないでしょうか。

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ライバルである佐々木小次郎が技の剣であれば、武蔵が目指したのは心の剣。

様々な苦悩や葛藤を乗り越えながら、剣を通じて人間として成長していく武蔵の姿を、吉川先生の名文に引き込まれ、私も夢中で追いかけたものです。

とりわけ、前職のPR会社で社長が急逝し、自分たち若手社員が後を引き継いで頑張っていた頃は、辛いことがある度にページを開き、あるいはドラマ化された作品をビデオに撮って何度も何度も観ました。

※前職時代のことについては過去記事にも触れました。
中園ミホ脚本のNHK大河ドラマ西郷どん(西郷隆盛)に学ぶ執筆心得

ちなみに、あの頃観ていたのは、役所広司さん主演のNHK新大型時代劇『宮本武蔵』でした。

武蔵を演じた俳優でまず浮かぶのは、中村(萬屋)錦之助。他にも三船敏郎、北大路欣也、高橋英樹、滝田栄等々、錚々たる方々がその大役を務めてきましたが、役所さんの武蔵も素晴らしかった。

大河ドラマのように1年間にわたって放映された大作だったので、ストーリーがとても丁寧につくり込まれていました。この作品はもう何回見たか分かりません。

とにかく、私は吉川先生の『宮本武蔵』に本当に大きな勇気をいただきました。

好きな作家や作品はたくさんありますが、私にとって吉川英治先生と『宮本武蔵』は、やはり特別なのです。

この作品のように、読む人に勇気を与えられるものを書きたい。

その思いが、ものを書く仕事を生業とする私の原点といえます。

これからも折に触れて紐解き、吉川先生の偉大さを再確認しつつ、その巨大な業績に1ミリでも2ミリでも近づいていきたい。それが私の願いです。

未読の方がいらっしゃったら、ぜひ一度読んでみてください。おすすめです!

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