先週のリチブロでは、心がいかにネガティブな状態に陥りやすいか、について記しました。
●『スターウォーズ/最後のジェダイ』のカイロ・レンの心の闇とその克服法
●順調な執筆活動だけでなく、人生までもぶち壊す「怒り」の恐ろしさ
例えば、前回の記事で触れた
怒り
自分は怒らないという人でも、日常生活の中で、けっこうムッとしたり、イラッとしたり、小さな怒りを発していませんか?
あるいは、嫉妬、後悔、さらには、軽視、張り合い、物惜しみ、反抗心なども、みんな怒りのカテゴリーに入る感情なのだそうです。
そういう感情が心に生じると、確実に人生にネガティブな影響をもたらすのが怒りの恐ろしさ。
私はわりあい温厚なほうだと思うのですが、イヤなことがあると心が乱され、ネガティブな気分を引きずってしまうことがしばしばあります。
田舎の出身ということもあるんでしょう、もう上京してずいぶん長くなるのに、都会のストレスフルな空気にいまだに馴染み切れないところがあるのも、要因の1つかもしれません。
とにかく、心がいったんネガティブな状態に陥ってしまうと、決していいものは書けません。いや、執筆だけじゃなく、何をやってもダメですね。
ああ、いつもゴキゲンに過ごす方法ないだろうか、どんな時でも人に温かく接する秘訣はないものだろうか。
ダメな自分を変えたくて、私は長年その克服法を模索し続けてきました。本もずいぶん読みました。
そうしてとうとう、究極の答えを示してくれる本に出合ったんです。
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その本が、このリチブロで何度もご紹介しているテーラワーダ仏教のスマナサーラ長老の御本だったのです。
長老は、怒らないことは人生を幸せに生きるために欠かせない、大切な心構えとした上で、
“「怒らないこと」というのは、実は人が生涯をかけるにふさわしい、人生の目標とするに値するテーマなのだということです。(『怒らないこと 2』/サンガ新書)
と説かれています。
怒りというのは、それほどまでによくないことであると同時に、克服するのが大変な、やっかいなシロモノだということなのでしょうね。
このくだりを読んだ時、自分は長年怒りに振り回されながらも、そこまで真剣に怒りと向き合っていなかったことに気づかされて、ハッとしました。
怒りというのがどんなに悪いものなのか、にもかかわらず、人はなぜすぐに怒るのか、明日の記事でさらに追求していきたいと思います。
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