順調な執筆活動だけでなく、人生までもぶち壊す「怒り」の恐ろしさ

このリチブロでは、昨日、一昨日と、すぐにネガティブな方向へ走ってしまいがちな心の弱さについて記してきました。

●『スターウォーズ/最後のジェダイ』のカイロ・レンの心の闇とその克服法
●執筆活動の敵、「怠け心」への対処法

テーラワーダ仏教のスマナサーラ長老は、次のように説かれています。

本来的に生まれてくる感情は不善です。怒りや嫉妬、怠けなど、そのような感情は自然発生的に生まれてきます。それが心の本来の姿です。心の本来の姿は、暗くて、怠け者で、悪そのものです。『仏教は心の科学』/宝島社文庫)

人間の心って、そんなにひどいのかよ、とあ然としますが・・・うーん、確かにそのとおりかもしれない。

例えば「怒り」について、長老は、

心は簡単なことから先にやるのです。すぐに怒ります。そして簡単なことから先にやった結果は、必ずよくありません。『仏教は心の科学』/宝島社文庫)

と、書かれています。

『スターウォーズ』で、ダース・ベイダーやカイロ・レンが落ちたフォースの暗黒面というのは、そういうところに入り口があるのかも知れません。

スマナサーラ長老は、怒りの恐ろしさについても詳しく説かれています。

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スマナサーラ長老によれば、怒りのエネルギーが生まれてしまったら、その人は自分の出会う対象に拒否反応を示すのだそうです。会った人も、出会った仕事も、仲間も、家族も拒否するのだと。

そこに幸福や成功はありえません。不幸が待っているだけです。『仏教は心の科学』/宝島社文庫)

世の中には、怒りの性格の人、激しい性格の人がいますね。

彼らはものごとを批判したり、厳しく善悪で差別したりしますが、

「結局何も得ることができません」

と、長老は断じていらっしゃいます。

会社にもいませんか? いつも周りの人にとても厳しくて、「こうすべきだ、ああすべきだ」と決めつけるような人が。

しかし長老は、そういうのはとんでもない態度だと。

「逆にまわりの人から『嫌な人だ』と思われて、うまく運ばないのです」

とおっしゃっています。

さらには、「社会を良くしよう」と言いながら、結局、「あれが悪い、これが悪い」と批判ばかりしている人も、決して世の中を変えることはできないのだと。

「なぜなら、それは怒りの気持ちに端を発している運動だからだ」

と、長老は説かれています。

もし怒りの性格があったら大変なことで、世の中の幸福な世界は見えず、悪いところばかりが目に付きます。そういう人は、どう頑張っても幸福にはなれません。自分が会う人を全部敵に回しているのですから。『仏教は心の科学』/宝島社文庫)

来週は、この厄介な怒りの克服法について、さらに長老のご著書から学んでみたいと思います。

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