リチブロでは、このところ執筆活動や人生をぶち壊しにしてしまう「怒り」への対処法についてご紹介しています。
自分は穏やかな性格だから関係ない、と思われる方。実は、生命は生まれつき怒っているものなのだそうですよ。
詳しくはこちらをどうぞ。
●怒りはすべてを台無しにする。なのに人はなぜすぐに怒るのか?
で、これまでにご紹介してきた対処法は以下の通りです。
きょうも、テーラワーダ仏教のスマナサーラ長老のご著書からもう1つ、怒りへの効果的な対処法について記します。
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怒りに対するもう1つの処方箋は、
一切の生命を慈しむ
ことだそうです。
私たちは自分1人では生きられません。自分以外の存在のおかげで生かされています。
一方、どんな生命も、自分と同じように生きる苦しみを抱えています。病人、けが人のようなもので、いたわってあげなければならない。
また、嫌いな相手、敵であるように感じている相手であっても、大きな視点で見れば共に生きる仲間であって、ただ関係がこじれているだけ。
しかし、人間には自我(エゴ)があるため、自分のことばかり考えてしまい、なかなか慈しみの心を持つことができません。
ですから慈悲の心は、育む必要があります。
そのための良い方法が、生命の幸福を念じる“慈悲の瞑想”です。(『怒らない練習』/サンガ
)”
慈悲の瞑想については、心の汚れをキレイに掃除する方法として、このリチブロでも繰り返し取り上げてきました。
「私は幸せでありますように」
「私の親しい生命が幸せでありますように」
「生きとし生けるものが幸せでありますように」
この言葉を繰り返し念じることで、エゴがなくなり、すべてのものに対する慈しみの気持ちが湧いてきて、心が幸福に満たされ、そして怒らなくなるそうです。
放っておくとすぐに悪い方向へ向かってしまう人間の心。
慈悲の瞑想を日々実践し、「人生全体に慈しみの念が行き渡るようにする」(スマナサーラ長老)
そうすれば、日々の執筆活動が充実したものになることはもちろん、きっと運命も大きく開けていくでしょうね。
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