怒りはすべてを台無しにする。なのに人はなぜすぐに怒るのか?

怒りはすべてを台無しにする。なのに人はなぜすぐに怒るのか?

昨日のリチブロでは、人がいとも簡単に「怒り」という、執筆活動も人生も台無しにしてしまうネガティブな感情に陥ってしまうことについて記しました。

●自分をダメにする「怒り」とどう向き合うか

でも、これって仕方のないことなんです。

なぜかというと、

生命は生まれつき怒っている。
生きている限り、人間は怒っているからだ

と、テーラワーダ仏教のスマナサーラ長老は説かれています。

どういうこと? それ本当?

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なぜ人間は生きている限り怒っているのか。

その怒りの起源は、

無常

にあるそうです。

スマナサーラ長老によれば、仏教による無常の定義は、

すべての物事は、瞬間、瞬間で変化し、生滅していく、

ということだそうです。

自分も世界も、一瞬たりとも同じではないということ。

それが怒りとどう関係があるのか?

たとえば、人がよい気分になるのは、天気がよい時、嬉しい知らせを聞いた時、ほしかったものが手に入った時など、いろいろありますよね。

それは結局、何かの条件によって気分がよくなっているわけです。

ところが、すべての物事は「無常」なので、そのよい気分の原因となった条件もすぐに変わってしまう。

そこで怒りが生じてしまうのです

スマナサーラ長老は、もう一つ例を挙げていらっしゃいます。

人間は、いつも明るく、楽しく過ごしていたいといった希望を抱きます。

ところが、すべては無常ですから、現実はそうはいきません。

今日は一日笑顔で過ごそうと心に決めていても、とんでもないトラブルに巻き込まれたりする。

あるいは、若く美しくありたい、と思っても、鏡を見るたびに白髪、シミ、シワは確実に増えていく。

そこでまた怒りが生じてしまうのです。

人間は常に外部の環境に接して生きていかなければならず、その環境は無常でコントロール不能。

そして、環境が自分の計画・希望と違う時に、その環境に対して抵抗する気持ち、拒絶反応が起こる。

自分の思いと現実との隔たりが大きければ大きいほど、拒絶反応もより強くなる。

その拒絶反応こそが、怒りの正体だとスマナサーラ長老は説かれるのです。

なるほど、確かにそれなら怒るのもむりのないことですよね。

でも、そう考えるとこの人生にはひと時も心安らぐ時はないのか、と暗~い気持ちになってしまいます。

では、どうしたらよいのか。

明日もさらにスマナサーラ長老の教えをひもといていきたいと思います。

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