このリチブロではここ数日、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老のご本『老病死に勝つブッダの智慧』(サンガ)から、健康になる秘訣をご紹介しています。
お釈迦様の説く4つの健康法
スマナサーラ長老の説く、病気が治る人と治らない人の違い
スマナサーラ長老曰く、心が汚れれば病気になる
スマナサーラ長老曰く、高慢は心を汚し、病気をつくる
心が体をつくっていること。ネガティブな心の状態は猛毒を生むこと。健康でいるためには、常に明るい心を持つことが大切であることを学びました。
ただ、そうはいっても、心を常に明るく、プラスの状態に保っておくことは、なかなか難しいことではないでしょうか。
人生は決して愉快なことばかりではなく、気持ちがふさいでしまうことはどうしてもあります。
私はわりに温厚なほうで、他人を大声で怒鳴りつけたりとか、そんなことはしませんが、日々の生活の中で気持ちが荒んでしまうことはよくあります。あきれるくらいにつまらないことで心が萎えたり、気持ちが悶々としたり(苦笑)。
よくないことは分かっていても、そうなってしまう。
お釈迦様の教えをさらに紐解いていくと、その理由もハッキリ説かれているんですが、スマナサーラ長老はそうした心の汚れを、とりあえず速効でキレイにする対処法を教えてくださっています。
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スマナサーラ長老は次のように書かれています。
心を清らかにする一番の方法は、慈悲の心をつくることです。
頭が混乱したときは、いつでもすべてを忘れて「生きとし生けるものが幸せでありますように」と呪文のように唱えることです。
その唱え方も、頭が狂ったように一心不乱に唱えるといい。そうすると、慈悲の言葉の力で、どんどん心がきれいになっていきます
言葉には強いエネルギーがあり、綺麗な言葉は心を清らかにする。
この慈悲の言葉を唱える習慣がつけば、汚れた心はどんどんキレイになり、自分の心をコントロールできるようになって、心も体も健やかになってくるのだそうです。
「生きとし生けるものが幸せでありますように」
私はこの言葉にずいぶん救われました。
ネガティブな感情が生まれた時、嫌な気分を引きずりそうになった時、即座にこの言葉を繰り返し唱えることで、心がスーッと楽になって、頭を切り替えることができるのです。
執筆に限らず、何をやる際も、よい結果を得ようと思えばよい心の状態で臨むことが大切です。
スマナサーラ長老は、「生きとし生けるものが幸せでありますように」と何回も何回も何回も言い続けて、慈悲の心と一体になるように、慈悲以外の感情は持ち合わせないようになってほしい、と書かれています。
今後もこの言葉を通じて、慈悲の心を育てていきたいと思います。
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