先日、親しい人のお見舞いに伺ったことをきっかけに、健康や病気のことについていろいろ考えました。
そこでここ数日は、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老のご本『老病死に勝つブッダの智慧』(サンガ)から、お釈迦様は、健康についてどんなことを説かれているのかを学んでいます。
体は心によってつくられているから、健康で過ごすためには、心を常によい状態にしておくことがとても大事。ネガティブな心の働きは猛毒になる、というのがそのポイントです。
お釈迦様の説く4つの健康法
スマナサーラ長老の説く、病気が治る人と治らない人の違い
スマナサーラ長老は、心と体の関係について、次のようにもおっしゃっています。
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心は体の重要な栄養素なのです。その大切な栄養素が汚れて毒になったら、当然体は壊れてしまいます。私たちが毒を食べれば、体が壊れるのと同じことです。ですから心が汚れれば、病気になります。(『老病死に勝つブッダの智慧』/サンガ)
ストレスから病気になることはよくあります。
しかし、同じようなストレスを受けても平気な人もいるし、受け止め方を変えることでストレスを上手くかわすことも可能です。
結局、ストレスをため込むのは自分の心。自分が自分の心と体に毒をつくっているのだと、スマナサーラ長老は説かれています。
先日このご本で、わがままや高慢、嫉妬、怒り、悩み、憂いなどのネガティブな心は、体を壊す猛毒になるということを知って、とても怖くなりました。
心をよい状態に保っておくことはとても大事なのですね。
心の状態は健康を左右するばかりでなく、きっと運命も大きく左右するのではないでしょうか。
心の荒みを放置して、健康を損ねたり、運命を悪くしたりするのはとても損。
確かに、日々自分が直面することは決して愉快なことばかりではありません。
しかし、同じ出来事でも、自分の受け止め方を工夫することで、少しでも心の荒みを軽くすることは可能でしょう。
自分の心が、健康状態や運命を大きく左右することを意識して、ネガティブな感情を引きずらないようにしたいものです。
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