昨日の記事で、病院にお見舞いに行ったことを記しました。
そんなことで、健康とか病気について、あれこれいろんなことが頭を巡りました。
このブログで何度もご紹介している初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老の本にも、健康や病気とどう向き合うかというお話がよく出てきます。
長老の『老病死に勝つブッダの智慧』(サンガ新書)によれば、お釈迦様は、常に健康な体でいるための心得、皆に迷惑を掛けないように明るく生活するための心得を、いろいろと考えて教えてくださっているそうです。
お釈迦様の言う健康法は、宗教的な呪文を唱えたり、お経を上げたりするようなことではなく、とても科学的で現代的な方法なのだそうです。
お釈迦様は、
「過去世のカルマが悪くて病気になった」
「何かの祟りだ」
といったことは、決しておっしゃっていない。
きちんとした科学的な方法で健康を守ること、自分の健康は自分で守ることの大切さを説かれており、具体的に以下の4つのことを示しておられるそうです。
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1つは、自分の体のシステムによく合った食べ物を食べること。
自分の体質や年齢などをよく考慮して、自分に合うものを食べることです。
お腹いっぱい食べることはよくないとも説かれていて、暴飲暴食を戒めていらっしゃいます。
2つ目は、自分の体に合った環境を考えること。
ただしこれは、考えすぎると切りがないので、あまり神経質にならず、ほどほどにとのことです。
昨日の記事で、執筆する場所について記しましたが、それもこの項目に少し関係しているでしょうね。
3つ目は、適度に運動をすること。そしてその運動を怠けないことです。
これは一般にもよく言われていますから、特にコメントの必要はないでしょう。
4つ目は、
常に明るい心を持つこと。
明るい心があれば、たいていの病気は消えてしまうのだそうです。
昔から「病は気から」とよく言われますが、心が体に及ぼす影響はとても大きいようです。
もちろん、それでも病気になることはありますから、そんな時にはちゃんと医者に診てもらうことも大事。
でも、なるべくそうならないように、心を常に明るく、前向きに保つことで、心身ともに健康で活力のある毎日を過ごしていきたいものですね。
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