スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その3

このリチブロでは、先週からテーラワーダ仏教・スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を学んでいます。

●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その2

この本でスマナサーラ長老は、

「慈悲の瞑想」のフルバージョン

というのを新たに紹介なさっています。

「慈悲の瞑想」というのは、ネガティブな思考で汚れた心がたちまちキレイに、穏やかになる素晴らしい瞑想法で、長老のこれまでのご著書でも度々推奨されてきました。

本書で紹介されているのは、その「フルバージョン」ということで、さらに踏み込んだ内容になっており、従来の「慈悲の瞑想」に比べてかなりボリュームがあります。

スマナサーラ長老ご自身も、すべてを唱えるには時間がかかるので、自分の心で感じやすいセットを繰り返し3回唱える。あるいは、自分の気に入ったセットを1つ2つ選んで唱えてみるのもよいと書かれています。

実践を続けるうちに、自分が一番気に入るフレーズが見つかり、それが自分専用の慈悲の瞑想になるんだそうです。

というわけで、今回も私の心に響いたフレーズをご紹介したいと思います。

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今回ご紹介したいのは、

「他者に対して、優しいこころで対応することができますように」
「私のこころの汚れが、徐々になくなりますように」

というフレーズです。

「慈悲の瞑想」に出合う前の私は、ちょっとしたことで心を荒ませてしまっては、後からひどい自己嫌悪に陥ってしまう・・・そんなことを繰り返していました。

こんなことではダメだ、もっと人にいつも温かく接したい、親切にしてあげられるような人間になりたいと思い、いろんな自己啓発書の類を読みあさりましたが、なかなかダメな自分を変えることはできませんでした。

けれども、たまたまスマナサーラ長老の本に出合い、そこに記されていた「慈悲の瞑想」を毎日一所懸命に実践するようになってからは、ネガティブな感情をあまり引きずらなくてすむようになりました。

特によかったのが、「慈悲の瞑想」の一番核になるフレーズ

「生きとし生けるものが幸せになりますように」

このフレーズを、嫌なことがある度に繰り返し、繰り返し心の中で念じる。

そうすると、すぐに心を立て直すことができるんです。

ネガティブな感情を引きずっていると、何をやっても上手くいきませんから、これには本当に助かりました。

本書でスマナサーラ長老は、心というのは本来、とてもだらしなく、汚いもので、放っておくと危ないので、調教、制御、躾というのが不可欠なのだと指摘されています。

だからこそ「慈悲の瞑想」のように、心をキレイに、穏やかにしていくエクササイズが必要になってくるというわけです。

スマナサーラ長老は、「慈悲の瞑想」とともに「ヴィパッサナー」という瞑想法も推奨されていますが、この方法で自分の心をつぶさに観察してみると、いかに自分の心が汚れまくっているかが分かってきます。

表向きは平静を装っていても、心の中には些細なことで怒りやら、高慢やら、後悔やら、嫉妬やら、さまざまなネガティブな感情が湧いてくる・・・。

こんなことでは、人に優しい心で対応することなどできません。

心の汚れをキレイに掃除して、清らかにしていくためにも、慈悲の瞑想を実践していこうと思います。

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