スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その10

今回もテーラワーダ仏教・スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』から、私の心に響いたフレーズをご紹介します。

慈悲の瞑想とは、誰でも簡単にできる瞑想法です。

スマナサーラ長老が仏典にもとづいてつくられたフレーズを繰り返し念ずることで、怒りや高慢、嫉妬、憎しみなどのネガティブな感情で汚れた心が、スッキリ、キレイに晴れて、穏やかになります

私も実践して、人生が大きく好転しました。超オススメです!

この『慈悲の瞑想』という本で新たに公開された、

「慈悲の瞑想のフルバージョン」

は、仏道をすべて完成するようにという気持ちでつくったとのことで、長老の並々ならぬ思いがこめられています。

その分、これまでに紹介されていた慈悲の瞑想よりもかなり長いのですが、自分の心で感じやすいセットを選んで唱えてみるのもよいそうです。

実践を続けるうちに、自分が一番気に入るフレーズが見つかり、それが自分専用の慈悲の瞑想になるのだそうです。

というわけでリチブロでは、私の心に響いたフレーズを9回にわたってご紹介してきました。

●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その2
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その3
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その4
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その5
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その6
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その7
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その8
●スマナサーラ長老の本『慈悲の瞑想』を読んでみた・その9

今回はチャプター9「苦しむ世界で苦しみなく」から印象に残ったフレーズをご紹介します。

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「世界は欲によって苦しんでいることを観察して、私は欲を控えることに精進します。
世界は怒りによって苦しんでいることを観察して、怒りのないこころで生きるように精進します」

このチャプターでは、以下にこれと同じフレーズが、「欲」「怒り」の部分がさし替わって繰り返されます

「欲」「怒り」に続いて出てくるのが、

嫉妬、恨み、物惜しみ、自我、などです。

前回の記事でも書きましたが、スマナサーラ長老の推奨されるもう1つの瞑想法、ヴィパッサナーで自分の心をつぶさに観察すると、いかに汚い感情で汚れまくっているかがよく分かります。

もう目を背けたくなるくらい。

心というのはそういうふうに、すぐにネガティヴな方向に傾いてしまうものらしいです。

そして長老は別の本に、

怒りで行うことはすべて失敗する

とも書かれています。

怒りばかりではありません。上記の欲、嫉妬、恨み、物惜しみ、自我、などなど、汚れた感情で行ったことは必ず何らかの問題を引き起こすのでしょう

だから世界は苦しんでいるのだと思います。

そう考えると、汚れた感情で心を満たしている自分が、これまであまりパッとしない“凡人”の人生を送ってきたこともうなずけます(笑)。

そういう自分の人生を変えたくて、私は慈悲の瞑想を日々実践して、心をキレイにしていくことに取り組んでいるのです。

このチャプターの最後は、

「忍耐と堪忍は最高の修行であります。
涅槃は究極の幸福であります」

というお釈迦様の言葉で締めくくられています。

要するに、様々な汚れた感情を抑えるのが、忍耐と堪忍であり、それこそが最高の修行。そうした修行によって幸福に至ることができるということです。

わざわざ山奥へ滝に打たれに行かなくても、日々慈悲の瞑想を実践することで、自分の普段の生活の中で最高の修行ができることは、とてもありがたいことだと思います。

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