吉川英治原作ドラマ『鳴門秘帖』(山本耕史主演)が週末の楽しみ

私の尊敬する作家、吉川英治先生原作のドラマ『鳴門秘帖』が、NHKのBS時代劇で毎週金曜日の夜8時に放映中です。(再放送は日曜午後6:45)

吉川先生と言えば、『宮本武蔵』『三国志』『新・平家物語』などの大作でつとに有名ですが、この『鳴門秘帖』は、そうした作品が世に出る前の出世作であり、初期の代表作です。

『鳴門秘帖』は、この頃ではコアな吉川ファンでなければ知らないケースが多いと思うので、吉川先生を尊敬する私としては、こうしてまた先生の作品に光が当たるのは嬉しい限りです。

時代設定は江戸中期。密かに幕府転覆を企む阿波徳島藩の内情を探るため、幕府は甲賀の隠密・世阿弥を潜伏させる。

しかし、阿波は鎖国し、世阿弥の消息は10年にもわたり不明となる。

物語は、真相を探るために阿波潜入を試みる剣の達人・法月弦之丞(のりづき・げんのじょう)を中心に、弦之丞に思いを寄せる世阿弥の娘・千絵、女スリ・お綱を巡る恋模様も交えながらスリリングに展開していく────。

後の『宮本武蔵』などと比べると、吉川先生が30代前半の頃の作品だけあって、文体が若いですね。

出だしから韻を踏んでいるというのか、音読したくなるようなリズミカルな筆致で、読み始めるとグイグイと引き込まれていきます。

何度も映像化された人気作品で、NHKでは随分昔にも田村正和さん主演でドラマ化され、父が熱心に見ていたのを覚えています。

で、今回のBS時代劇で主役の法月弦之丞に扮するのが山本耕史さん

虚無僧の出で立ちから、深編み笠をバッと投げ捨て、華麗に殺陣を決めてくれてます。

さらに弦之丞を慕うお綱、千絵をそれぞれ 野々すみ花さん早見あかりさんが演じ、これに袴田吉彦さん萬田久子さんらも加わり物語を盛り上げます。

個人的に注目しているのは、武田真治さん

私はそんなにドラマ通ではないせいか、久しぶり!って感じ。以前から独特の個性が光っていましたが、今回も結構クセのある役柄で存在感を発揮されてます。

すでに回は中盤に差し掛かっていますが、とにかくテンポよく進んでいくストーリーに、何も考えず身を任せればよし。一週間の仕事の疲れを癒やしてくれます。

今晩8時の第6回は、いよいよ弦之丞と千絵が十年ぶりの再会を果たします。

おすすめです。

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