ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏の『わたしを離さないで』を読了

先日ノーベル賞を受賞されたカズオ・イシグロ氏

私は取材、執筆で必要な本こそたくさん読むものの、プライベートでは読書量が少なく、かつ、読書内容にかなり偏りもあるため、恥ずかしながらイシグロ氏のことを知りませんでした。

そこで、手に取ってみたのが

『わたしを離さないで』

通勤時間を利用して少しずつ読み進めましたが、胸を深くえぐられるような切ないお話でした。

映画やドラマにもなったので、すでにご存じの方も多いことと思いますが、内容は、ある施設で暮らす主人公キャシーとその友人たちの日常を回想するものです。

丹念に綴られていく彼女らの平穏な暮らしの中に、時折「おや?」と腑に落ちないものが垣間見える。得体の知れない不安感、焦燥感とともに、隠された真実が徐々に明らかにされていく展開は圧巻でした。

カズオ・イシグロ氏がノーベル賞に値する作家なのかどうかは、私には判断できませんが、『わたしを離さないで』は、私が今年読んだ本の中でも、とりわけ深く印象に残った作品の1つであることは間違いありません。

さっそくもう1冊、『日の名残り』も入手しました。

いまは暮れに向けて執筆作業もピークに入っていますが、なんとか年内に読了したいと思います。

* * *

スポンサーリンク